２０年と３００円

ファイブ・スター・ストーリーズ

私のロボットスキー史上で
マジンガーＺ、ガンダム、バルキリーの次ぐらいインパクトのあった
エルガイムの
メカデザイナー永野護さんが
アニメ雑誌ニュータイプで連載（現在休止中）のマンガ。

２０年、
高校生の頃から連載始まったんですね。
なんだかずいぶん歳をとった気が・・・。or2

この間に、大学落っこちて、専門行って、
高校の時は死んでもイヤだ～って言ってた仕事について、
結婚して、子供が二人も生まれて
仕事辞めて
主夫になって

それでもオタクのままなアタリは
ある意味リッパかと思うのですが
どうでしょうか、ダメでしょうか？

医者になった友人は大学に行ったあたりから連載をおいかけるのを
ニュータイプはさすがに恥ずかしくて立ち読みできないなどと言ってたのを
一人で大人になりやがってと、ちょっと悲しく聞いたことを思い出します。（ｗ

私の半生はおいといてファイブ・スター・ストーリーズ（以下ＦＳＳ）です。
詳しい説明は省きますがオタクのツボ押し要素がたっぷり入っている話です。
キャラ萌え、メカオタ、ヤオイもどんと来いと。（ｗ

ただ好き嫌いはかなり別れまして匿名掲示板などでは
それこそ狂ったような口げんか（？）が見物できます。

興味のある方はネットの評判を探さないで、
ブックオフなぞに行けば１巻あたりは１００円で売ってると思いますので
立ち読みでも読んでみるのがよいかと。
嫌いな人は画が嫌いって言う人が多いみたいですね。

作者がもったいつけたり脱線したり休載してるとはいえ
とりあえず２０年続いてる訳ですから。

　　　
　　　　私の微妙にレアな子のいる２０年コレクションの一部

この話は「ぜったい」がテーマなんじゃないかと最近思ってきました。

話自体は作者がおとぎ話と言ってるのでそういうモノなんでしょう。

最初にこの世界の年表が発表されてまして、
その年表に添って物語は進んでいきます。
ここに最初の「ぜったい」があります。
年表がある以上年表に書かれていることは「ぜったい」起こることです。

主役は神様で「ぜったい」の力を持つが故
その力は「ぜったい」使いませんし、使えません。

どんなに強いキャラクターだろうとロボットだろうと
「ぜったい」勝つことはありませんし、死に、倒されます。
（まぁ、そのポテンシャルを使えない状況なんで、
ご都合と言ってもいいのかもしれませんが）

どんなロボットも「ぜったい」勝てないロボットとか

ここ数年加速度的に「ぜったい」が増えて来ちゃってるような気がするんですけどね。（ｗ

そして、ただひとりを求める男と女の「ぜったい」の愛

なのかな、と。

ここ数年、ちょっとロボットのデザインがゴテゴテしすぎな感じでしたが、
最近は少し落ち着いてきたみたいですけどどうなるでしょうか。

話もちょっとキャラ話が拡散しすぎちゃってて
最初に出た年表が全然進まない状態なのが気になります。
完結する前に死んじゃったらどーするんですか。（ｗ
このマンガの場合完結編だけ描いておしまいという手も使えるからちょっと・・・。

出来れば作者は本編を描くことに専念して
キャラメインの話はコンテ切るとこまでやって
下請け漫画家に描かせるというようなシステムを採用して欲しいモノです。

ちょっとと新刊で買う気がしなくなってきました。
こづかいも少なくなってきたので（ここメイン）
最新１２巻は古本屋にて３００円で購入です。

連載休止中の理由は現在ゴチックメード（以下ＧＴＭ）というアニメを
ほぼ一人で手がける為ですが、
ネット上ではＧＴＭは「どーせ」ＦＳＳ世界の中に入っているに違いないと言うような
話も流れています。
私もたぶんそうなんじゃないかと思いますが、
作者は負けず嫌いの天邪鬼（でもさびしんぼう）に見える人なので
なんとか違うようにしたいと考えてるかも知れませんし、
逆にＧＴＭのラストに次元漂流中のラキシスとＫＯＧを持ってきて
「ほーら、お前らの思ったとうりにしてやったぞ、これで満足か～」
みたいな事もやりそうです。

なんにしても、早いとこ連載再開して欲しいなと思います。