「物語」の衰退をラノベは止めることができるか? [読書]
良質のラノベは映像メディア系商業主義に蔑ろにされてしまった
「物語」の21世紀対応バージョンとして進化して欲しい。
結論って言うか希望なんですけどね。(w
私論ですが80年代キャプテン翼のヤオイから始まってバブル期にに重なったことで
急速に広がったエピソード重視クライマックスはご想像にお任せでエピローグや
不条理&鬱エンド
中には傑作もありましたが「起承転結」が曖昧もしくは
「結」の無い物語の体裁を失っている物ほどもてはやされたりもしました。
90年代あたりからアニメ・特撮、中でもオリジナル系はどっぷり「流行」に乗って物語性を失いウケ狙いの「要素」や「エピソード」の羅列とかしたように見えていました。
ですが、ここ数年のラノベブームは「物語への回帰」を感じさせてくれます。
確かに既に死語となる「萌」に乗っかっただけの作品もまだありますし、
私自身はラノベのカテゴリに分類される小説を実はほとんど読んではいません。
とはいえ、本屋に行った時、ラノベの平積みの大半が既にシリーズとなっています。
それは、基本的には1巻完結スタイルのラノベでシリーズを
「書くこと」ができる作家が増えていると思えるのです。
そして完結する物語を読んでいる、
完結させる為の構造を持った「物語」を好む読者がいる、
増えていると思いたいんです。
例えに出すには申し訳ないけど「ウケと流行(インフレバトルもか?)」の
いわゆる「ジャンプスタイル」、にきちんと物語を組み込んでいける作家が増えていくことを。
確かにシリーズ尻すぼみできちんと完結させられない可能性もありますし
実際あるのかも知れません。
ですが、ラノベの進化を私は楽しみにしています。
ちょっとアツめにオタクっぽく語ってみました。(w
ぶっちゃけ「沖方丁」みたいにアニメの脚本もきちんと書ける人が
増えて欲しい訳ですよ「消費者」としては。
あらゆる意味でまともに脚本も書けないくせにシリーズ構成とか
早いだけとか監督やプロデューサーとなあなあ、視聴率よければいいでしょ
みたいな物はそろそろ消えて欲しいなぁってのがホンネだったり。(w
アニメの原作になるラノベは多いけど
特撮ヒーローの原作になるようなラノベを誰か書いて下さい。
コメント 0