やっぱり借りたら返そう

アリエッティを見てきました。

ほぼ予想の範囲内というかほぼ予想通りの返却なお話でした。


ちょっとイロイロ唐突すぎる展開が結構あって
TVアニメシリーズでやった方が良かったんじゃないと
ツイッターでつぶやいている人がいたのが納得でした。

個人的に残念だったのが日常生活の中にアリエッティがいるんじゃないかと
思わせてもらえなかったこと
まぁ、これでも大人ですので当たり前って言えば当たり前なんですけど
何かわかりやすく表現しきれてないというか私には感じられませんでした。
水の表面張力をしつこく描いていたのは解りましたけど。

アリエッティ達の服はTシャツの切れ端だと10センチの人的にゴワゴワになっちゃうだろうし
シルクのハンカチとかだったら「借り」たことがばれそうだし何で出来てるのか奥さんに聞いたら
薄手のハンカチとかならゴワゴワの服にならないんじゃないかとのことで納得。
ここまで書いて思ったんですが縫製する糸はストッキングとかから持ってくるんでしょうかねぇ。


とりあえずエピローグがなってないと思うんですよね。
全部見ている人の想像力に丸投げって逆につまらない気がします。


エンドロールで新しいアリエッティ達の家に獲物を持ってくるスピナーのカットとか

手術後の翔君が窓から見ている風景がズームすると
アリエッティ一家以外の小人達が「借り」をしていたりとか

楽しい想像を広げるエッセンスがあると見終わった家族が
もっとイロイロな話をすることができるんじゃないかと思うんです。

真っ黒なエンドロールでアリエッティ達の未来を想像してくださいって言うのは
夏休み家族向け映画としてはダメじゃないでしょうか。

それって旅が失敗してさすらうアリエッティ一家とかもアリになっちゃいませんか？
そういうことも滅び行く種族の現実って見るアニメ映画だったんでしょうか？
私はそういうのは子供向けだけど深イイ映画とは思わないんですけどね。

ちなみに小学2年生のムスメちゃんに映画のラストの後どうなるか聞いたら
「食べられる」って言いやがりました、教育間違えたようです。（泣）